月別: 2009年9月

昨日のテレビ東京系の「美の巨人たち」というTV番組で、

江戸時代の絵師、伊藤若沖(1716?1800)が描いた

「象と鯨図屏風」が紹介されました。

なんて自由でのびやかな作品なんでしょう!!

この作品を若沖82歳のときに描いたというのだからさらにおどろきです。

鯨がざんぶりと泳いで潮をおもいっきり噴いています。

座り込んだ象は笑みをたたえているようです。

とてもユーモラスで愛らしささえ感じます。

この画を観るだけでも若沖という絵師の、

俗事にとらわれない子供のような感性の持ち主だったことがうかがえます。

ここには他人に認められようというような邪気などはまるで無い、

描きたいように画を描くというピュアな世界観だけがあります。

この画を観ていると小気味良いくらいに、

雑味のあるアートの世界なんて軽く突き抜けています。

?

伊藤若沖という人物は全ての俗事を捨て、

派に属さずたった一人でひたすら画を描くことだけに全ての情熱をそそぎ、

自らの筆が走るように画を描いて、

死んで逝ったそうです。

すてきな人生ですね?。。。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BC%8A%E8%97%A4%E8%8B%A5%E5%86%B2

by? Tajima

定期的に通っている病院の道路脇に柿がなっていました。

秋ですね?。

小川がいい感じで流れています。

これはたぶん渋柿でしょうね。

柿は晴れ渡った秋の空が似合います。

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この間なにかのテレビ番組で、

最近の若者は柿をまったく食べないと放送していました。

今の若い人は柿は好きじゃないそうです。

渋柿を焼酎につけて作るさわし柿なんて、

ほんとにおいしくて私は大好きですけれどもね。

新潟の料理屋にいたころは、

八珍柿というさわし柿はコースの最後に出される高級果物でした。

http://www.niigata-ajizanmai.com/5_18.html

by? Tajima

ティファニー調のステンドグラスランプの写真が載った、

2010年度のティファニーカレンダーが入荷しました。

このカレンダーはほんとによく売れます。

毎年2,000?3,000冊くらい売れています。

おどろきの販売数です!!

内容はステンドグラス愛好家用のかなりコアなものです。

しかもUSA版なので日本の休日はまったく分かりません。

つまりカレンダーとしてはほとんど使えません。

でもカラー写真がとてもきれいなのでインテリアとして最適です。

教室ではティファニーランプの制作手本としても使われています。

?つまりティファニーカレンダーという名の写真集なんですね。

?

それにしても、もう来年のカレンダーが販売される時期なんですねぇ。

ほんとに月日の経つのが早いと感じる年になりました・・・

by? Tajima

2009年度のクリスマスツリーができました。

今回はこれを作り始めるまで、

なかなか構想がわかなくてちょっと苦労しました。

作り始めてからは3日でできました。

いかがでしょう?

ガラスはたった8ピースです。

電気炉で曲げ加工してあります。

元のガラスはスペクトラムの100Kです。

このガラスを曲げてからカラーエッチングしてあります。

ツリーの中ほどにはハートの形のリングです。

チェーンはアクセサリーチェーンのゴールドとシルバーです。

ツリーの下にはティアドロップ形のペンダントです。

これらの飾り付けはバーナーワークで作りました。

ベースはKSL-2をバラして使用しています。

これでようやく今年のクリスマス企画ができあがりました。

旧社屋1階に飾ってありますので、

ご来社の際に見ていただければ幸いです。

by? Tajima

No.19129のカーボンプレート125mmを

90mm×125mmにカットしてエアバーナーTB-03の

テーブルに乗せて使用しています。

切り落としたブレート35mm×125mmも手前に乗せています。

テーブルにカーボンプレートがあると何かと便利です。

熱したガラスをすぐに成形できますし、

なによりもコンパクトな作業範囲がとても快適です。

カーボンプレートの裏面にはスベリ止めが貼ってあります。

これでカーボンプレートがずれたり動くことはありません。

カーボンプレートはダイヤ切断機でカットします。

ダイヤ刃を使用すれば、とてもきれいな断面でカットできます。

興味ある方は、お気軽にお問い合わせ下さい。

by? Tajima

バーナーワークでやっといい感じのお魚が作れました。

ガラスにヒビも入っていません。

ここに至るまでには10匹以上の失敗がありました。

?このFishを1匹作るのに約45分位かかります。

最後の部分を仕上げて徐冷剤に入れる時は、

ほんと「割れないでちょうだい!!」って祈ります。

でも今までは取り出してみると、

無慈悲にもガラスにヒビが入っていました。

その度にどの部分の作業が悪かったのかを、

ずーっと手順を思い出しながら反省します。

ガラスが割れるのには必ず原因があります。

原因が分からないまま、いたずらに数を作っても結果は同じです。

思い当たるところを修正しながら再チャレンジしていきます。

これの繰り返しでようやく失敗した原因が見えてきます。

炎を使うバーナーワークってほんと奥が深いですねェ。

だからこそ、うまくできた時の喜びも替えがたいものなんです。。。

p?(^ o ^) v

by? Tajima

10月に発売予定のダルパネルスタンドです。

その名の通りダルのパネルを立てることができる

鉄製のスタンドです。

サンプルなので30cm角の小さなダルパネルしかありませんが、

これの倍くらいの大きさのダルパネルも、

しっかり立てることができます。

秋の作品展にいかがでしょうか。

by? Tajima

先日、滋賀県の加藤旭先生の工房にお邪魔しました。

10月のガラスペンワークショップで使用する、

予熱台とペン先を作るステンレス型のチェックをして頂くためです。

中東ガラスという特殊なSATAKEガラスを予熱台に乗せて予熱します。

ペン先の原型をステンレスの型に入れて作ります。

3本分くらいのペン先を一気に作ります。

ペン軸に溶着してペン先を引いていきます。

溝が無くならいように慎重に切り離します。

20分くらいで作ってくださったガラスペンです。

ガラスペンの制作工程をはじめて見ました。

ゆっくりと流れるような作業で、本当に職人技だなあって感激しました。

ありがとうございました!!

ワークショップまでには私もペン先が作れるように練習してみます。

by? Tajima

今朝のウェークアップというTV番組で

萱葺き職人の特集がありました。

萱葺き職人の中野誠さんがリスペクトしている一言が「桃李成蹊」だそうです。

「とうりせいけい」と読むそうです。

司馬遷に出てくる言葉だそうです。

「桃や李の木の下には、

花の美しさにひかれて人が集まってくるために、

おのずとそこへ至る小道ができてしまう。」

という意味らしいです。

深い言葉ですね。

?

でも利にむらがり利がなくなれば、

さっさと離れていく人たちがつくる道もあります。

芥川龍之介「杜子春」のお話も現実です。?

すべてのものは表裏一体です。

http://www.aozora.gr.jp/cards/000879/files/170_15144.html

日本の原風景である萱葺き屋根。

自然に溶け込んでほんとに美しいですよね。

しかし何気なく見ていた萱葺きも、

このくらいの屋根を葺き替えるのにかかる

期間は約1ヶ月かかり

費用はおよそ10,000,000円もかかるそうです。

正直おどろきでした・・・

ありがたく拝見しなければいけませんね。

?by? Tajima

金箔を入れたおさかなを作ってみました。

体長8cmです。

ヒビも入らずにわりときれいにできました。 p ( ^ o ^ ) v

なんか顔が鯉みたいです。

ヒゲをつければ良かったと後悔しています。

このくらいの大きさになると、

今の私は作るのに必死のパッチで余裕がありません。

やはり場数をこなされた作家の方は、

作っている様子にも余裕があります。

ただひたすら練習あるのみですね。。。

by? Tajima

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