日: 2009年12月22日

16日に紹介しました素焼きのプレートを

使って焼成サンプルを作ってみました。

ついでにデザインも来月発売する「日本の伝統文様・生物」の

中の素材を使いました。

お正月らしく鶴のデザインにしてみました。

鶴のデザインを少しイラストレーターで使えるように修正してから、

カッティングマシーンでサンドブラスト用のカッティングシートを作ります。

これをレインボーダイクロクリアーガラスに貼り付けます。

このままブラストするにはあまりにももったいないので、

鶴のデザインに沿って出来る限りガラスカッターでカットしました。

切り落としたダイクロはアクセサリー作りに使用します。

これをサンドブラストしました。

ダイクロガラスがこんな風になります。

黒シートの下がダイクロになっています。

要するにダイクロコート面をサンドブラストで

吹き飛ばしてしまったわけです。

ちょっと贅沢な使い方ですね・・

カッティングシートを剥がしてよく洗浄します。

次に電気炉にセパレートペーパー(離型紙)を敷きます。

最初に28cm×28cmにカットしたBUF0100 (ブラック) を置きます。

次にBUF1100-3AA (クリアー) の同サイズを2枚、

その上にBUF4158C (ホワイトストリーマー) を1枚重ねます。

さらにその上にBUF1100-3AA (クリアー) の同サイズを2枚重ねます。

ここまでブルズアイの3mmフュージングガラスを6枚重ねました。

この上にサンドブラストした鶴のダイクロガラスを重ねます。

これを素焼きパネルプレートを立てて4面囲みます。

素焼きパネルプレートにはセパライドホワイト

(スプレー式離型剤)をよく吹き付けておきます。

プレートは支柱などを使って押えます。

プレートの寸法は全長32cm幅5cm厚み1cmあります。

鶴の周りにはダイクロフリットクリアーを適当に散らしました。

これを820℃で13分フルフューズしてプログラム徐冷します。

フルフューズすることで鶴のダイクロガラスが、

クリアーガラスの中に完全に入り込みます。

ブラックが背景色になっているので、

ダイクロがすごく鮮やかに浮かび上がります。

常温になるまで冷ましてから電気炉から取り出します。

離型剤をきれいに洗浄して完成です。

焼成時間を含めて1日あれば完成します。

実際昨日1日で作りました。

実質のセット時間は1時間くらいです。

今朝窯出ししたばかりです。

(時間がないので、サンプル制作に手間はかけられません。)

今回はまったく研磨作業はしていませんが、

わりときれいに焼成できました。

素焼きパネルプレートの肌面がきれいなので、

パネル側面の焼成面もすごく滑らかできれいです。

出来上がり寸法は280mm×280mm厚みは約16mmあります。

とくに何に使うという訳ではありませんが、

飾りプレートとしていかがでしょう。

まあなんとなく正月っぽいでしょ。。。

(ちょっと鶴が始祖鳥に見えなくも無いですが・・)

素焼きパネルブレートはフュージングでかなり使えそうなアイテムです。

お手持ちの電気炉のサイズに合わせてサイズカットも承ります。

ダイヤ切断機でカットしますので、1カット100円になります。

新年からの発売です。

ご期待下さいませ。

by? Tajima

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