日: 2010年8月14日

お盆休みで福井に帰省しています。

夏になると売り出される福井の珍味があります。

塩雲丹です。

越前海岸で採れたバフン雲丹を殻から取り出した卵巣に

塩をふって熟成させたものです。

とっても塩辛いのですが、

独特の苦みと甘みがあり福井の珍味として昔から珍重されています。

粒雲丹という名前で食通の方には知られているそうです。

この塩雲丹を子供のころはあったかいいご飯に少しのせて食べたものです。

今でも福井に帰ると食卓に出てきます。

と?っても高級珍味なので1個5,000円?10,000円くらいが相場です。

すっかりおやじになった私は日本酒のあてに

チビチビいただくのが至福のひとときです。

もちろんこれ1個全部いただくわけではなく、少?しだけです。

この夏に家族が少しずつついて、

この塩雲丹を1個だけいただくんです。

でもこの塩雲丹は他県の人にはなかなか受け入れられないようです。

独特の風味なので初めて食べて美味しいと感じる方はまずいません。

美味しいと思われた方は、かなり舌の肥えている食通かもしれません。

私は父の大好物だったおかげで

子供のころからちょっとだけつついてでいたので、

この歳になってようやく「美味しいなあ」と感じます。

珍味とはそんなものかも知れません。

実はこの塩雲丹は日本三大珍味になっているのです。

日本の三大珍味はウニ(塩うに)、カラスミ(ボラの卵巣の塩漬け)、

このわた(なまこの腸の塩辛)です。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%97%A5%E6%9C%AC%E3%81%AE%E7%8F%8D%E5%91%B3%E4%B8%80%E8%A6%A7

福井といえば越前ガニが有名ですが、

この塩雲丹はあまり知られていないのですね・・・

興味ある方はお取り寄せグルメで

一度食してみて下さい。。。

by? Tajima

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