ガラスの馬

今日はガラス用「馬」

の工場に用事があって行ってきました。

馬と言っても「ヒヒーン」と鳴く

お馬さんじゃありませんヨ。。

ガラス屋がトラックに積んでガラスの運搬用にしているものです。

これがガラス用の馬です。

街中でトラックに積んで走っているのを見たことありませんか?

私も名古屋に来る前の大阪で働いていたころは

こんな馬(もう少しでかかったかも・・)を2tトラックに積んで、

サブロク板(909mm×1,818mm )などの、

http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q149518254

でかいガラスの配達をほぼ毎日一人でやっていました。

雨の日はつらかったなぁ・・ 

がっつりガラスを積んだ馬に幌をかけて、

合羽を着てのガラスの荷下ろしです。

そんな雨の日に出かける時に先輩が掛けてくれる言葉が

「ターちゃん。。生きて帰ってくるんやで? ♪ 」でしたから・・

(20年前の当時はナビも携帯も世の中には無くて・・ ほんと楽しすぎデス。。)

?

「懐かしいなあ・・」と、

この馬を見ていたらその頃の自分を思い出しました。

まずは先輩にロープの結び方の基本を教わって、

一生懸命覚えたものでした。

ガラス屋独特の「○○結び・・(名前すら忘れました)」とか言って、

全く結び目を作らずにガラスの両端を絞っていく結び方があるのです。

片側のロープを引っ張ればきっちり絞れるようになっていて、

ほどく時は一か所をゆるめればハラリとほどける

魔法のようなロープワークです。

手際よく出来るまで何度も練習し

当時は完璧にマスターして、

「まいど!! ガラス屋でござい・・」という感じで大阪の街を、

イキがって走っていたのですけれど・・

今ではもうすっかり忘れてしまいましたね?

もう今の会社ではそのロープワークを知っている人もいないので、

思い出すこともできなくて・・

ほんと残念なことです。。

ステンドガラスじゃなくてガラス屋の仕事ってほんとはもっと男っぽいのですヨ・・

大きな板ガラスを運ぶ時も気合負けしないように アラヨッ!!  てな感じです。。

今では アレレッ・・ て感じかな。

?

一度覚えたことが記憶から消去されているのは、

とてもさみしいことですね。。

by? Tajima

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