鶯茶(うぐいすちゃ)のガラス

少しくすんだ暗い黄緑。いわゆる鶯色と同一とされますが、茶色系が全盛の江戸文化では、鶯茶という名称の方が女性達に人気が高かったようです。鶯は春告げ鳥とも呼ばれ、和菓子の命名にも良く使われています。幼い頃、和菓子店で「うぐいす餅」を見て「お餅ひとつの中に一羽の鶯が閉じ込められているのか。なんて残酷で恐ろしいお菓子なんだ!」と恐怖に震えた記憶を持つ人は多いと思いますが(居ないよ。そんな人)確かに「黄緑餅」よりは風情があって美味しそうな感じですよね。弊社のガラスではBUF0212AALUJ266EALU4522E(単色)OC611A(+赤のモトル)BU2212A(+深緑)BU3212B(+濃茶)UR60?751B(濃淡+白)などが該当すると思います。勿論鶯以外にも森林、山、木の葉などにも応用可能です。初夏を彩る作品の素材に相応しいカラーではないでしょうか?

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Ichikawa

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参考文献  大和書房「暮らしの中にある日本の伝統色」

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