日: 2009年6月14日

昨日の夕食はいただいた竹の子を若竹煮にしました。

ざるそばも茹でて日本酒で一杯です。

こんな感じの食卓です。とてもおいしくいただきました。

ご馳走までした。 ( ^ A ^ )

?

若竹煮を盛った器は佐藤勝彦という作家のものです。

佐藤勝彦氏は私が尊敬する書家・陶芸家です。

彼の「こころの書」という著書は、

私にとって絶対的な芸術論が書いてある書籍だと思っています。

佐藤氏の作品はコツコツと蒐集しています。

書画や陶器を十数点所有しています。

無邪気な子供が描いた様に、じつにのびやかな作風です。

無邪気と幼稚とはまったく違います。幼稚とは稚拙なことです。

ここには上手さの誇示やアートのあざとさなどは微塵もありません。

さわやかな春風のようです。

ほとんどの創り手はこの境地にはいけません。

とても深い哲学に基づいた果てしない修練が必要だからです。

薄っぺらな才能や技巧などでは到底とどかない世界です。

?

この2枚の器は好んで日常の食事で使っています。

冷奴はとてもおいしくいただけます。

作品を創ることも、食することも「自己の幸福感」が大事なことです。

他人の評価などは、本当はさほど価値の無い次元のものなんです。

by? Tajima

電話する

お問い合わせ