日: 2011年5月16日

メイプルランプの制作も

いよいよ最終のハンダ付け作業に入っています。

コパーテープを巻いたスーパークリアードロップを

1粒ずつハンダを塗っていきます。

超地味?な作業です。

こんなにたくさんあると少し気持ち悪いですね。。

メイプルリーフとダイクロジュエルとスーパークリアドロップを

それぞれ接点ハンダしていきます。

今日はここまで出来ました。

明日には完成させたいと思っています。

もうゴールはそこまでです。。

by? Tajima

今日はというか、

今日もフュージングの話です

なにはともあれまず今日の1枚の写真です。

これを見て下さい。

ベンチです。鏡に映っているんではなくて手前と向こう側に2つあるんです。

ベンチのトップはガラスを焼いて作った物です。

シートガラスを20枚は重ねてあると思われますが、

それを焼いて、焼き上がり後、面を取ってベンチトップにしてあます。

全体の暑さは、10cm近くもあり、これを焼くのにはどのくらいの時間というか、

もはや日数ですね、がかかるのだろう???と計算してみました。

Bullseye社発表の除冷に関するデータがあり、それを基に計算してみました。 

除冷に入る前に作品内の熱を均一化にする必要がありますが、

それをアニール・ソークと言いまして、

作品がどの位の厚さの時にどのくらいの時間482度

(ブルズアイのガラスでのアニールソークの温度です。)

でキープするかという工程なんですね。

厚みは、作品の厚みが均一の時のデータです。

厚みが不均一で、デコボコしている物はまた違った時間のかけ方があるので、

今日はその話は置いといて。

さて、10cmの厚みをアニールソークするには、

482度で16時間キープします。と書いてありました。

ちなみにこの482度という温度は、色々実験した末に出した温度だという事です。

その後、除冷の工程に入っていきます。

1℃/h(1時間に1度ずつの割合で)482度から427度まで下げて、

その後2℃/hの割合で427度から370度までさげます。

さらに、5℃/hの割合で、370度から20度くらいまで下げていきます。

これを単純に計算していきますと、アニールソークから除冷で室温になるまで、

約170時間もかかり、これを日数に換算すると、

7日もかかる事になります。

さらに、初期段階の加熱の工程も考えると10日くらいはかかる事になります。

1つの物を作るのに、10日間という膨大な時間をかけて作るわけですね。

これだけの大掛かりな物だから、ふたを開けたら割れてました。

なんてことになったら、ショックで立ち直れないだろーなぁ。

?by jun

電話する

お問い合わせ