日: 2009年9月20日

昨日のテレビ東京系の「美の巨人たち」というTV番組で、

江戸時代の絵師、伊藤若沖(1716?1800)が描いた

「象と鯨図屏風」が紹介されました。

なんて自由でのびやかな作品なんでしょう!!

この作品を若沖82歳のときに描いたというのだからさらにおどろきです。

鯨がざんぶりと泳いで潮をおもいっきり噴いています。

座り込んだ象は笑みをたたえているようです。

とてもユーモラスで愛らしささえ感じます。

この画を観るだけでも若沖という絵師の、

俗事にとらわれない子供のような感性の持ち主だったことがうかがえます。

ここには他人に認められようというような邪気などはまるで無い、

描きたいように画を描くというピュアな世界観だけがあります。

この画を観ていると小気味良いくらいに、

雑味のあるアートの世界なんて軽く突き抜けています。

?

伊藤若沖という人物は全ての俗事を捨て、

派に属さずたった一人でひたすら画を描くことだけに全ての情熱をそそぎ、

自らの筆が走るように画を描いて、

死んで逝ったそうです。

すてきな人生ですね?。。。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BC%8A%E8%97%A4%E8%8B%A5%E5%86%B2

by? Tajima

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