?今日は13日の金曜日。
『13日の金曜日』という言葉を聞くと、
某有名ホラー映画を思い出します。
とは言っても。
ぼんやりと思い出すだけで、
まともに本編を見たことはただの一度もないので、
思い出しているものが正しいのかすらあやしいのですが。
それはともかく。
せっかくなので今回はちょっとオカルトちっくなお話を。
先日、ゴールデンウィーク(だとまだ世間では言われていた期間)の
終わりがけあたりに急に思い立ち、フラリと京都へ行ってきました。
ちょうどその辺り日は、
いくつかのお寺で春のご開帳が行われていまして。
それならばと、その中から六道珍皇寺へと行ってきました。
冥界へ通ったという小野篁の井戸で有名なお寺です。
入り口で拝観料を払い、
がっつり待ち構えていた係員の方の説明を受けたり、受けなかったりしながら、
薬師如来像や閻魔様の像、地獄や観音様などの絵やらを順番に拝んで行ったのですが。
最後に「まだ説明受けてない方はこちらへどうぞ」と呼ばれて見せて頂いたのが、
目的のもの。『小野篁の冥界通いの井戸』でした。
お寺の建物の中から庭を覗き込むと、
木々の下にひっそりと石造りのそれはありました。
意外に普通だなぁ。と思って眺めていたところ、
色々説明してくださっている係員の方が
「写真撮影OKですよ」と言われたので、
なんとなく説明を聞いていた私を含めて数人が、
「それなら、じゃあ……」という雰囲気になったのですが。
その方の話には、なんとこんな続きがありました。
「ただ。この井戸写真撮影すると、
結構な確率で心霊写真がとれるようなんですよねー。
気分が悪くなる方も結構いらっしゃるようなので、
写真とって気分が悪くなってしまった方は、
あちら(お寺の奥?)でお祓いを受けてお帰りくださいねっ !」
?どこからどの辺りまでが冗談か分からず。
私含め、カメラ的なものを取り出そうとバッグやらに手をのばしていた人たちは、
皆一人残らず、何も取り出さないままもう一度井戸を凝視して、その場を離れました……。
貴重なものを見れた ! と満足はしたのですが。
一体あの説明のどこからどこまでが冗談だったのか、
それだけがものすごく今でも気になります……。
そうそう。ちなみに小野篁は、六道珍皇寺にある井戸から入って、
嵯峨野辺りの寺の井戸から出ていたそうなんですが。
出口の方の井戸は、話によると今はもう存在していないそうです。
?
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