先月のブルズアイ社(アメリカはオレゴン州
ポートランドという町にあります)で行いました
ワークショップは、大きな事故や怪我もなく無
事終えることができました。参加してくださった
皆様、本当にありがとうございました。 この場
をおかりしてお礼申し上げます。
さて、今回のワークショップのカリキュラムの中
で、ロッドをバーナーワークでなくフュージング
で使用するという物を習いました。単純な使用法
ながら、出来上がりの効果は抜群という物。写真
は、ロッドで平板を作って、サンドブラスとした物。
ロッドは、格子状に2段に積んで焼成しました。
崩れないように、カマの中でダムを組んで焼成
します。焼成温度は、トップで820℃です。
ちなみに、ロッドのカットの仕方ですが、これも
ブルズアイのワークショップで習ったのですが、
”なるぼど”と、目から鱗が。。。って感じでした。
ロッドを輪ゴムでしっかり縛り、リングソーで一気
にカット。 (リングソーの刃は、スライス用の刃に
交換してあります。)気持ちよくカットできました。
?
さて、820℃で平焼きした物を、モールドに乗せて
スランプさせます。
ロッド2段で厚みもあるので、その分重量もあります。
モールドも浅い単純な形なので、こういう時は温度が
低めでも簡単にスランプできるんです。 ちなみに
今回のスランプの温度は630℃です。
スランプの前にサンドブラストをしたのは、焼き上がり
が少しマットな感じになるからです。最近、ルーターで
削った跡の焼き上がりとか、ブラストした跡の焼き上
がりの感じを気に入っています。もともと艶々に上がる
よりも、少しマットな感じの上がりが好みなのです。
セパレートペーパーの跡を上に向けてスランプさせたり
もします。
また、いろいろなフュージングの技法をブログだけで
なく、印刷の資料などでもご紹介していきたいと思いま
す。また、今回のロッドのフルフューズとスランピングの
焼成スケジュールの詳細を知りたい方は、手書きです
が資料がありますので、お気軽にお問い合わせくださ
い。