異人館のステンドグラス

こんにちは、スティップルです。

ちょっと前になりますが、神戸に行ってきました。
もちろん異人館にも足を延ばし、アンティークな雰囲気を楽しんできましたよ。

 

ということで、まずは“うろこの家”へ。

 

 

うん、玄関欄間のステンドグラスがなかなか良いです。
ステンドグラスを囲むゴージャスな木の枠材ともベストマッチ。
ステンドグラスの全体の色味が限定され&無色の部分も多く、
それがかえって上品に感じられる要素かもしれません。

 

次にリビング。アール・ヌーヴォー調の派手目なデザイン。

 

 

僕的には残念ながら少し大味感を感じます。
多分、唐草の太さが太く均一なのとガラス使いに繊細さが欠けるのが原因でしょうか。
でも部屋の重厚さが幸いし、部屋全体としてはうまくまとまっています。

 

次に“風見鶏の館”へ。

旧トーマス住宅は、ドイツ伝統様式とアール・ヌーヴォーの影響を強く感じさせます。
建物の設計に当たったのは、ドイツ人建築家 ゲオルグ・デ・ラランデで、
明治30年代後半から大正初期にかけて日本で活躍した建築家だそうです。
1階食堂暖炉横のステンドグラスが目を惹きます。

 

 

リズミックに繰り返されるS字が独特で、花(つぼみ)の赤色が効果的です。
よく見るとけっこう奇妙なデザインですが、全体的には可愛い感じです。

 

そして“萌黄の館”

 

 

NHKの朝のドラマの舞台になったとのことですが・・・。
このステンドグラスもけっこう変わったデザインです。
植物をモティーフにしてるのですが、なんとなく生物にも見えてきたりして・・・カニ?
いえいえ、すいません・・・。
ステンドグラスのすぐ上に非常口の案内が強力に光ってるのが気になりますね・・・。

 

現代のステンドグラスとはデザインやガラスがいろいろと違いがある異人館のステンドグラス。
細かいところは置いといて、その時代にしか作りえなかった質感と雰囲気。
アンティークなステンドグラスには、ホッとするような温かみと優しさを感じました。

電話する

お問い合わせ