10月に入り、朝晩涼しくなってきました。地域によってはきっと寒くなってきたところもありますね。
これは私のパソコンのデスクトップの背景の写真です。ローストビーフをフュージングで焼いたお皿に乗せた写真。。。とても美味しそう。。。じゅる。。。デスクトップの背景はその時の気分によって時々変えるのですが、なんだかこの写真がしっくりきてしばらく使っています。
見ていただきたいのはローストビーフ。。。ではなく、お皿の方。お肉やチーズなどを乗せるお皿、“プレート”、をフュージングで作って実際使用しています。使ってみると、作ったお皿のサイズ感が実感できます。今回作ったプレートは少し大きかったですが、形・色・仕上げは使い心地が良いと感じました。次回同じようなプレート作る時には、もう少しサイズダウンした方が使いやすそうです。
今回のブログは、このプレートに使ったガラスと焼成温度、仕上げの方法を簡単に紹介いたします。併せてインスタにもこの写真を載せるので、まだフォローしていない方はぜひフォローお願いします。 #jujo_glass で検索してください!
1.使ったガラス
BUF1100-3AA クリアー(ベースガラス) BUT0013C(オパックホワイト) BUT0113A(ホワイト) BUT1129A(チャコールグレー) BUT1137(ミディアムアンバー) BUT1449A(オレゴングレー) 07-1114 ストリンガー1mm(ディープブルー)※写真はBUF(3mm厚)のサンプルです。BUT(2mm厚)になると、厚みが薄い分少し色がうすくなります。
2.ガラスの乗せ方と焼成温度
a.BUF1100-3AA をベースガラスとして長方形にカットします。
サイズはご自身のキルンやまたお好みよって様々です。
b.ベースガラスの上に、BUT1101AAA(クリアー)やBUT1137A, BUT1129Aを細く
カットした物を高さを合わせて並べていきます。(これらのガラスを隣り合わせで
並べていきます。)
c.その上に適当に四角にカットした他のガラスやストリンガーを置いていきます。
この時は高さが凸凹になっても気にしなくてOKです。(工程bでは高さを揃えます)
d.この状態でキルンに入れます。
3.焼成―温度管理
今回の焼成工程数は5工程で進めました。
工程 ℃/時間 到達温度(℃) キープ時間(分)
1. 200℃ 560℃ 0
2. 350℃ 670℃ 0
3. 9999℃ 800℃ 10
4. 9999℃ 485℃ 120
5. 70℃ 370℃ 0
以上。それぞれの数字には意味があるのですが、長くなるのでこのブログでは説明を飛ばします。ご興味のある方はこちらをご覧ください。温度管理に関しての詳細が掲載されています。
https://www.jujo.net/files/2415/5859/9500/jujo-news-last.pdf
4.仕上げ
今回のプレートは透明感を無くし、マットな仕上げにしました。プレートとしての機能性以外にも、見た目の楽しさや触り心地も気にして作りました。
a.焼きあがったプレートの表面をサンドブラストを施して透明感を無くす。
b.サンドブラスト後は見た目が乾いた感じになるのと、手触りにざらつきが感じら
れるので、カタログ番号13118 研磨布SAセットで手磨きをして、表面を滑ら
にします。これで触ってもツルツルしてて気持ち良いですし、見た目も乾いた
感じがしません。
完成の写真 使ったガラスとストリンガーの番号を書きました。最近はデジタルで写真にも書き込みができて便利ですね。
6.念の為お伝えしますと、ローストビーフはネット検索して簡単レシピで作ってみました。
a.牛肉ブロックの表面をフライパンで焼き目をつけます。
b.aをアルミホイルで二重にまいて、ジップロックにいれます。
c.お湯が沸騰したら火を切って、bを湯煎します。
d.鍋に蓋をして20-30分を放置
e.完成です。
f.たれは、しょうゆ・みりん・料理酒・ニンニクなどを煮詰めて作りました。
とても美味しかったですよ♪食欲の秋。ご自身で作ったお皿に美味しい料理を乗せて、楽しみましょう。
by jun