光るパウダー

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今回のブログは、7月11日(月)のインスタにアップした記事でお伝えしたように、蓄光パウダーの小皿の作り方を紹介します。
始めに畜光パウダーについて1点注意する事があります。畜光パウダーはガラスではなく鉱物のパウダーなので、ガラスと溶け合いません。例えばガラスの表面にガラスのパウダーの様に振りかけて焼成しても焼き付けできないです。という事を予めお伝えします。

 

それでは作り方の説明をしていきます。

1. No.40812グラスタックを少量とNo.19004フラックス筆レッドを用意します。

 
2. 筆先にグラスタックを付けます。

 

3. BUT0100とBUT0113を並べてその上にBUF1100-3を乗せて(今回のサイズは15cm角です)、これもグラスタックで仮止めします。(ある程度乾燥させて、しっかり仮止めできている状態にしてください。その上にグラスタックの付いた筆で「の」の字を書きます。いかにも筆で書いたようにできると見映えがします。

 

4. 畜光パウダーを適量用意し、紙に乗せます。(写真なし)

 

5. 紙に折り目を付ける事と、畜光パウダーを振りかける時に便利です。

 

6. グラスタックで一筆書きした部分を狙って、畜光パウダーを振りかけていきます。

 

7. 畜光パウダーを振りかけたら、すぐにガラスを持ち上げて軽くトントンと打ち付けて、余分な畜光パウダーを払い落しましょう。こうすることで、グラスタックのの付いた部分には畜光パウダーが残り、その他の部分は畜光パウダーは残りません。多少残っているパウダーがあれば、刷毛などで払い落しておくと良いです。

 

8. 余分なパウダーを払い落した状態。

 

9. 先に述べたように、畜光パウダーはガラスと溶け合いません。このまま焼成してもガラスに溶着しません。ガラスの間に挟み込むなどして、ガラス内に閉じ込める方法で焼成します。

 

10. 今回は、畜光パウダーを振りかけたガラス全面に、クリアーのパウダーを(08-1-1101)をNo.18501 パウダーシフターを使って、全体的に振っていきます。ここで注意したいのは、クリアーパウダーを全体に均一に振りかける事です。

 

11. 全体にクリアーパウダーを振りかけた状態。

 

12. これをフルフューズで焼成します。今回はSkuttキルンGM10Fで、790℃で焼成しました。ここでは焼成スケジュールの詳細は記述しませんが、十條HPのテクニカルサポートの中に畜光パウダーの説明書を掲載しています。そこで詳しい焼成スケジュールを載せてあります。そちらをご参照ください。下記URLです。
https://www.jujo.net/files/6314/9336/6558/torisetu.pdf

 

13. 今回はNo.18092 スランピングモールドSS96(15.5×15.5x3cm)を使用しました。630℃でスランプしました。

 

14. 完成です。

 

15. 暗闇でもしっかり光るお皿ができました。暗い戸棚でも見つけやすいかもしれませんね。笑

 

16. 一点、今回の焼成でちょっとした問題が発生しました。空気が入ったことです。空気を軽減するようにプログラウムを組みましたが、少し足らなかったようです。ただし、お皿として使用するには問題はないので、今回はギリセーフでした。

 

17. 今回のお皿以外に、No.18213 OCB03のキャンドルホルダーのモールドを使った作品例です。

 

18. こちらも暗闇でしっかり光って綺麗ですね。

 

 

以上。畜光パウダーを使用したお皿の作り方の紹介でした。

 

 

by jun

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