2日前からクラゲの器(浅めのボール)を作っています。
作り方はワンコのランプシェードと似ています。
土台はフュージングで作ります。
クラゲパーツは酸素バーナーで作ります。
どちらもガラスはブルズアイフュージング用です。
バーナーとフュージングのコラボです。
今日は最終工程の素焼きモールドに乗せてのスランピングです。
このままの状態できれいに曲がってくれれば成功です。
電気炉に焼成プログラムを入力してスタートボタンを押します。
あとは自分のプログラム設定を信じて、
イメージ通りに仕上がることを祈るだけです。
フュージングの場合はバーナーワークのように、
ガラスの形が決まる最高ポイント(温度)で、
ほとんど手を加えることができません。
小物のアクセサリーなどでは
強制的に曲げたりする無茶ができますけども、
大きな作品作りではあらゆる意味で危険過ぎます。
電気炉に入れたら全てプロコンに任せるしかないところが
ガラスフュージングの最大の長所でもあり、
致命的な短所(欠点)でもあります。。。
同じ炉で焼成するものに陶芸がありますが、
陶芸はその部分がある意味
神の領域にさえなっています。
窯変という人の業を越えた世界です。
陶芸は炎の芸術と呼ばれます。
つまり陶芸は出発点から
神の領域に近づいていく芸術なんです。
ガラス工芸と陶芸の間には、
決して埋めることの出来ない
絶対的な格差があると私は思っています・・
それでも私はガラスは美しいから好きです。
by? Tajima