日: 2010年1月17日

先日、神戸で一仕事した後

イタリアの世界的なランプワークアーティストである、

ルチオ・ブバッコのデモンストレーションに参加してきました。

神の手を持つと言われるルチオ・ブバッコ。

しょっぱなから凄いことになっています・・・

作品がどんどん大きくなっていきます。

酸素バーナーの炎と簡単な道具だけで創っていきます。

しかも予熱や徐冷用の電気炉は一切使用しない自然冷却なんです。

通常では考えられない神業の連続です!!

制作途中では作品が砕け散るかもしれない程の

かなり緊迫するあぶない場面があったりして、

観ているだけなのに本当にドキドキしました。

繊細な手先の5本指まで炎だけで創っています。

しかも指先まで柔らかな表情をつけています。

もはや会場内にはため息しかありません。

もう凄過ぎて訳が分かりません。

モレッティという難しい素材のガラスが、

ルチオの圧倒的な技量の下で

素直に従っているようにしか見えません・・・

作品が完成しました。

このデモンストレーションには「阪神・淡路大震災」15年目の

鎮魂の主旨がこめられています。

完成した作品に蝋燭が灯されました。

左からルチオ・ブバッコさん

宮本恭庸さん(KOBEとんぼ玉ミュージアム館長)

清水透さん(とーる・イタリア語通訳をして下さいました。)

わずか5時間弱で美しい美術品の完成です。

言うまでもありませんが、作品はすべて溶着されている一体物なんです・・

?

ほんとに素晴らしいデモンストレーションでした。

とても貴重な勉強をさせてもらいました。

ルチオさん、ありがとうございました。

そしてこのデモンストレーションを企画して下さった

宮本恭庸さんと清水透さんに感謝します。

by? Tajima

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