日: 2011年7月4日

先日、担当のお客様に鉛フリーハンダを使用した際の問題点について

ご質問をいただきました時に、私自身明確な回答ができなかったので

その時メーカーから得られたコメントを要点だけですが、少しご紹介をさ

せていただきます。

まず、鉛フリーハンダは文字通り鉛を含まない為、流動性が低下し融点

も高い事から現在ステンドグラスでお使いのハンダゴテでは、作業性が

かなり悪いという事があります。そしてこれが一番お問い合わせが多い

と思われるコテ先の消耗については、鉛・錫のハンダを使った場合に比

べ、3?5倍消耗(侵食)するという事です。これは鉛フリーの主成分の錫

の拡散反応が原因とされ、通常ハンダの場合、高温でも安定している鉛

が錫の活性をある程度抑えているから、すぐにわかる程消耗はしないそ

うです。実際はメーカーより、もっと複雑で難しい話を聞きましたが要は鉛

フリーハンダの場合は、コテ先の早期の消耗は仕方のないという事です。

しかし、少しでも消耗(侵食・黒色酸化)を遅らせる手立てとして、以下の

点を挙げさせていただきます。

?

・コテ先は急な温度変化に弱い為、水を含ませたコテ先クリーナーを使わず

 カタログP.29のワイヤータイプのHK633-01を使う。

・温度調節機能付きのHK934ECを使う。その際のベスト温度は「390℃」。

・使用しないコテを通電したまま長い時間放置しない。

・消耗末期でなければ、錫とフラックスを混合したペースト状クリーナー(チップ

 リフレッサー)でマメにメンテナンスをする。

※上記、具体的な商品名を挙げましたが同等品なら結構です。

※フラックスは、通常品でOKです。

?

以上、環境問題などで鉛フリーハンダをご検討していただく機会が今後多くなる

と思いますが、先述の作業性やコテ先の消耗の早さなども、ご理解をいただけれ

ば幸いです。

by? D.K

今日は直圧ブラスターの

ユニット部分の組み立てです。

これがプレーンに状態の直圧タンクです。

0.7Mpaくらいの大変高い空気圧にも耐えられる

とっても頑丈に出来ている鉄製タンクです。

もちろんJUJOのオリジナルです。

これに部品を組み付けていきます。

部品を組み合わせていくのですが、

このモンキーレンチを使った締め具合というものは、

とてもデリケートなところでして、

締め過ぎてもいけないし、緩くてもいけないのです。

この締め加減は他人に伝えづらいのです。

以前あるお客様に修理用のパーツをお送りしたら、

締め過ぎてパーツ全体を壊されてしまったことがありました。。

ツライお話です・・

またその締め加減もすべて同じじゃなくて、

強めに締める箇所と少しだけ緩めで良い箇所が混在しているので、

タチが悪いのですね。。

ちなみにここはしっかり締めなきゃいけない箇所です。

こればかりはシステムを完璧に把握した上に

たくさんの場数を経験して、

はじめて感覚で分かることなんですね。。

そんな感じでこのブラスト機は組み立てています。

てなことを思いながら、

夕方にはなんとかほぼ全体が組みあがりました。

実際にエアーを入れてのテストも一発OKでした。

一発で決まるとなんだか嬉しいです ♪

ダメな時はパーツの不具合が原因の場合がほとんどですが、

良品パーツの交換などでズルズルと時間ばかりかかってしまい、

気分もガックシになってしまいます。

今回はすべて一発OKなのが、

逆に少し不安になったりしますけれどもね。。

?

どちらにしても納品が無事完了するまでは、

不安な精神状態が続くのです。。

(いつものことですけれども、なかなか慣れません・・)

by? Tajima

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