日: 2020年6月18日

先月緊急事態宣言は解除されましたが、第二波第三波への懸念もあってか、街に開放感が戻るのはまだまだ先のようです。また自粛の影響によって不本意な退職や廃業を余儀なくされ、無念の涙を呑んだ人々も少なくありません。弊社の場合お客様の暖かい御支援もあって営業を継続中ですが、相当なダメージを被ったのも事実で、けして対岸の火事ではありません。そんな時真っ先に連想したのがこの小説でした。沖縄から上京して派遣社員として働いていた青年の死。一見自殺かと思われましたが、ある刑事の着眼によって他殺の疑いが濃厚となります。捜査の果てに行き着いたのは、或る大企業の非情な労働実態でした。完全なフィクションですが、「実在の事件を小説化した」と言われても違和感がないリアルな真相
が胸に迫ります(名古屋弁丸出しの悪徳刑事も登場します。トホホ)。コロナウイルスで日本の状況が変わったのではなく「隠されていた事実が露見しただけ」なのでは?などとつい考えてしまいました。本書を読んで、依然として大変な状況下でも、弊社に変わらぬ御支援を下さっているお客様への感謝を、より一層深くした次第です。重ねて御礼申し上げます。 

 

                 

 

Ichikawa

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