年: 2020年

 前回に続いて半田付けの回。

 モレッティーです。

 

 今回は半田付けの仕組みについて浅~くふれます。

 普段我々が行っている半田付けは溶接の一種。

 融接、圧接、ろう接とあり、ろう接の中にも硬ろうと軟ろうがあり

 450度以上の硬ろう対して、それ以下の温度のものを軟ろうとされ

 ステンドグラスの制作での半田付け作業は”軟ろう”ということになる。

 ”軟ろうする”と言ってる人に会ったことない。

 

愛用のコテ

 

 半田付けをうまくやるには作業前の下処理、フラックスまたはペーストの役割を

 知っておいても良いかと。

 前回半田付けうまくいかない理由にケイムの表面の酸化によるとお話したように

 金属の表面には酸化膜というものがあり、それが半田とケイムの接合の邪魔をする。

 そこで必須なのがフラックス。

 

 

 

左はガサガサ。右はつるっと。

 

 どのように頑張ってくれているかというと半田の表面張力を低下させ半田の流動性(水みたいになる)

 を高め酸化膜を除去して接合を助ける。ここで化学式みたいなのが出せればカッコイイとこだが。。。

 このときケイムへの馴染みがよく付きが良い場合、”濡れ”が良いと言うらしい。逆は不濡れ

 半田がしっかりと出来た時には半田とケイム(鉛、錫)の間に合金層が形成される。半田を

 しているときにいちいち合金層を作っていると思って作業をしてる人はいないと思うが、唱えながら

 半田付けしたらガッチリ着きそうな気がする。

 

 

 不濡れの原因は主に、コテの温度が低い、ケイムが汚い。フラックスを忘れてるか足りていない。

 コテの温度は360度あたりがおススメ。さらに温度の持続性も重要。

 コテの熱は半田とケイムに持っていかれるので、温度の下がりにくいものを選ぶのが良い。

 高すぎるとケイムを溶かしてしまうので注意。

 

 

 フラックスは接合面1㎠あたり一滴で足りるが、何回もコテを当てているとどこかに行ってしまうので

 都度足してやる。

 ケイムが汚い場合は前回紹介したように磨いて下処理をしておく。

 ある程度の原理を知っておくと失敗に対する原因と対策が見えてくる。

 次回もしつこく半田の話。

フリモントのサーフェイスがとてもキレイですので、
勝手にお気に入りカラーをご紹介させて頂きます。

サーフェイス(マイルドクラッケル)は片面が弱めのクラッケルになっており、
透過光が程よく乱れて綺麗に写ります。 小さなランプなどにおススメです!
存在感がかなりあるので、ポイントとして使って頂いても面白いですね!
早速4色紹介させていただきます。

 


FR251SF D

 

 


FR304SF D

 

 


FR214SF F

 


FR280SF F

この4色どれも捨てがたいですが
私はかなりFR251SF 推しです。
機会があれば是非、自身の目で直接ご確認頂きたい所です。

 

沢山在庫を持っているわけではないので、在庫確認等は弊社までご確認ください。

 

 

AND

ロンデルです。

前回の続きです。

アンティークミラー物件は松本市伊勢町にオープンする

ISEMACHI CHAPEL  

です。

壁一面の造作にアンティークミラー9枚を取り付けました。

それ以外にもステンドグラス・アイアン手摺りもありますので

そちらもあわせて施工例写真をUPします。

 

アンティークミラー

 

 

 

ステンドグラス

 

 

 

 

 

アイアン手摺り

 

 

ウィスマークイリデセントが入荷しました。

 

↑WD IR51 D イリデセントホワイト

 

↑WO IR87 E イリデセントアクアブルー/ホワイト

 

入荷枚数が少ないので、ご購入される際は

お早めにお求めください。

ご注文お待ちしております。

 

HIBI

 今年の十條文化祭は、新型コロナの影響により残念ながら中止となりました。菅首相も「東京五輪中止に匹敵する損失。日本経済と新政権にも大打撃だ」と言ったとか言わないとか(絶対言わねえよ)。全国各地から、名古屋にある弊社を訪れるお客様にお会い出来ないのは、寂しい限りです。そんな中、SKE48の活動拠点として知られる繁華街栄(市内中区)の「久屋大通」が大胆にリニューアルされ、HISAYA―ODORI PARKとして新生OPENしました。 レストラン、喫茶店、雑貨店、書店など35店舗が出店。さらに美しい公園と、多彩な娯楽が詰まったスポットとして、評判は上々のようです。「不人気都市NO1」で有名な名古屋ですが、弊社でお買い物をされた際にお立ち寄り頂き、少しでも気に入ってもらえれば嬉しいです。 

                  

Ichikawa

 

 

上の写真が「天狼院書店」下が「ミズベヒロバ」です(テレビ塔もリニューアルされました)。

 

こんにちは、フリモントです(*´艸`*)

急に秋めいて食欲の秋、

大好物の🌰栗の時期がやってまいりました。

 

空も木々も彩とりどりの秋のこの今の旬を

愉しみましょう~(⋈◍>◡<◍)。✧♡

 

さてさて皆さま、お楽しみの世界のステンドグラスの時間です(笑)

 

今回は単身ドイツに移住していた従妹が来年帰国することをきっかけに

久々に連絡を取り合いドイツにいるならと教会に足を運んでもらいました。

 

ご紹介するのはドイツ・ベルリン

 

カイザー・ヴィルヘルム記念教会です。

 

 

 

 

 

 

 

ここに行ってほしいとリクエストするとなんと住んでる

アパートから自転車で15分の所にあるってw

 

元々作家活動していた従妹でアートや造形には興味があり

なんと動画編集までしてくれました。

説明もしてくれてるので是非ともご覧ください!!!!

 

それでは、フリモントでした~

 

 

 

 

 

 

 

 

こんにちは、スティップルです。

 

7/31のブログでアマビエの商品開発のことを書きましたが、

販売にあたり、パッケージのデザインをすることになりました。

 

まずは、『アマビエ』のイラストとロゴとを考えます。

 

イラストには海のイメージを入れ、

ロゴにはちょっと不気味なイメージを入れてみよう!

いろいろ考えた末、ラインを描いてみます。

 

 

 

 

ロゴにはさらに和柄を混ぜられないか?

いろいろ調べてみることに。

 

◆ 青海波(せいがいは)

海の波をモチーフにして半円を規則正しく重ねた文様。

大海に広がる穏やかな波のイメージから平安な暮らしが

いつまでも続くようにとの願いの込められている縁起柄。

 

 

◆ 矢絣(やがすり)

矢羽根を絣織で表現した文様。

放った矢が戻ってこないことから婚礼の際の縁起柄とされている。

 

 

◆ 市松(いちまつ)

歌舞伎役者佐野川市松が舞台衣装に用いてこの名称で呼ばれている。

いわゆるチェック柄。

 

 

◆ 麻の葉(あさのは)

麻の葉の形に似てることからこう呼ばれてる。

産着の柄にもよく使われ、魔除けの意味を持ってるとのこと。

 

 

◆ 七宝(しっぽう)

同じ大きさの円を重ねた文様。

円がどこまでも続くところから、円満や平和の意味も込められている。

 

 

◆ 籠目(かごめ)

編んだ竹籠の編み目から生まれた文様。

正方形を重ねた星形は魔除けとしても使用されるとのこと。

 

 

◆ 亀甲(きっこう)

亀の甲羅の形に由来した文様。

亀は長寿の象徴として縁起柄としてよく使われてる。

 

 

ふ〜〜〜ん、さすが伝統の和柄。

模様自体普遍の面白さがあるけれど、

それぞれ深い意味も有してるのね。

 

 

で、何を使うか?迷った結果、

やっぱり波のイメージということで青海波を使うことに。

ロゴに合成してみる。↓

 

 

分かるかな?

文字の中に青海波がいるんだけど・・・↓

 

 

うん、波感と不気味感がうまくマッチされた!

 

 

全体ではこんな感じに仕上がりました。

 

 

 

シルバーウィーク終わってしまいましたね。4連休で各地賑わいをみせたようです

 

私自身は庭の草取りに明け暮れる連休でした。
いつの頃からか、比較的日当たりの悪い場所に、植えた覚えもない「彼岸花」が咲くようになりました。
このお彼岸を迎えるこの時期に、必ず現れるこの鮮やかな赤にいつもハッとさせられます。

 

 

暑い夏や、寒い冬をやり過ごし、満足なお世話もされていないのに決まった時期には
必ず花を咲かせ数日で散っていく。
不思議な花です。

連休明け、静かだった日常がまた活気をもってきました。
今週は3日間の営業です。ご注文はお早目めにお願いします。

 

mizuno

 

弊社取り扱いのガラスの中でもトップクラスで人気なフローラガラス。


↑ F01 (フローラクリア)

 

 

現在、F-00(3㍉クリヤ)・F-03(3㍉ブルー)が長い間欠品中ですが、残念ながら入荷の見込みが全くございません。そこで小板程度なら自作できないかと、やってみる事にしました。

 

耐火石膏G-2で型を作り、60x45㎜のサンプルガラスサイズのものをスランプ焼成してみました。

 

 

 

テクスチャーが若干甘目ですね。
焼成温度をもっと詰める必要があります。

 

 

 

今度は通常小板サイズに挑戦です。結果は次回ブログでご報告させていただきます。

 

KANDA

 

 

 

 

 

 朝夕寒いくらいになりました。

 モレッティーです。

 

 ちょうどジンクケイムの半田付けをしてるので今回は半田付けを紹介。

 やや長い間放置した鉛やジンクケイムって半田が上手くできなかったりする。

 

こんな感じ。

 

 特に左側は全然ダメ。こういうのは後々パリって剝がれてしまう。

 金属の表面の酸化し過ぎているのが原因と思われる。

 対策としては、とにかくケイムの表面を磨く以外にない。

 

 そこで、

 

 

 まず、ジンクケイムの場合は浸透潤滑剤をスチールウールに浸み込ませて

 磨いて布で拭き取る。鉛ケイムはメラミンスポンジで優しく。

 半田をする部分は直前にアルコールで油膜を拭き取っておく。

 そこ以外は潤滑剤は酸化を防ぐ保護膜になってくれる。(主観)

 それでもいまいちなら、布に研磨剤を含ませて磨く。

 それでだめなら、お手上げ!諦めて新しいの用意するしかないかな。

 誰か他にいい方法をあったら教えてください。

 

 でバッチリこんな感じ。

 

 熱に強い判田専用マスキングテープ(9mm幅1袋12巻き入り)を貼って

 半田が流れないようにしてます。

 フラックスを拭き取ったつもりが残っててケイムが曇ってますけど。。。

 

 半田付けのメカニズム的なこととかフラックスの役割について紹介したいが

 長くなるので、次回。

 次回は理科です。

 

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