日: 2010年12月4日

ランプワーク専門季刊誌最新号の

「ランマガ13」にとんぼ玉と銀粘土を

組み合わせる技法の記事があります。

この記事はランマガの提携誌である「Glass Line」という

USAの雑誌に掲載されたものを翻訳したものです。

ルイーズ・リトルという方が書かれています。

読んでみるとガラスはエフェトレ(モレッティ)で

銀粘土は三菱マテリアル製のPMC3を使用しているようです。

なかなか渋い作品ですね?

日本生まれの銀粘土は海外では三菱マテリアル製のPMC3が

圧倒的に普及していると人づてに聞いたことがあります。

とんぼ玉のガラスがモレッティなのも納得です。

ソフトガラスとしてはエフェトレ(モレッティ)が、

世界的には圧倒的に普及していますから。。

3ページにわたって制作工程や注意点がとても親切に説明されています。

なによりも嬉しいのは焼成プログラムが細かく明記されていることです。

ただこの技法はガラスがエフェトレ(モレッティ)だから出来るのてあって、

同じこと(焼成温度604℃)をサタケやキナリガラスで行えば、

電気炉の中でガラスが溶けてしまい、

ダラダラになってしまいますので注意して下さい。

結論としてサタケやキナリガラスでは、

温度的に銀粘土と組み合わせることは不可能です。

同じソフトガラス系でもブルズアイガラスであれば、

何の問題も無く銀粘土との焼成が可能です。

銀粘土も三菱マテリアル製のPMC3では無く、

相田化学工業のアートクレイでも同じことができます。

なぜなら私自身2年ほど前に、

ブルズアイとアートクレイで同じことをやっていましたから・・

今はあまり銀粘土とのコラボはしていませんが、

ブルズアイガラスならばもう少し高温の650℃で

焼成しても全く問題ないのですね。。

ためしてガッテン!!

by? Tajima

電話する

お問い合わせ